平安ゆ(う)き2回目。

2度見て思うのは、とてもうまく編集された起承転結。ライブの再現じゃなくて完全に映画だなあ。さすがだ。
炎と五色の光りの中、楽器を奏でて歌で言上げをして、トランスする巫女さま剛君の祈りの儀式をのみ撮ってる。

目と耳のご馳走。
仕事帰りで疲れているはずなのに、始まったとたんに夢中になって、2時間あっと言う間でした。
つよふぁーふぁで気持ちよくなって、あちこちにウトウトされてる人をお見かけしたけども、私は間逆。楽しくて楽しくて、ネコだったら瞳孔が開いて真っ黒目だったはず。
2回目だけど飽きもせず、時間があれば毎日でも見たいくらい。それも家じゃなくてあの大画面と音量で。
以下はひとりごと。
観客は最初と最後に引きで映って、個ではなくヒトとしてその数の多さだけ表現されているけれども、
それはしゃーまにっぽんのホームページの、ぞろぞろ連なるヒトと同じ視点だと思う。
建国される国に集まる、剛君に魅かれた無数のヒト(ファン)の存在。
同じところを見る仲間として平準化された国民たち。
個性を重んじてきた風潮に逆行するように。「戻ることが未来」。
それは目指すところがシンプルに「和」=このくにへの「愛」 であっても、独裁や宗教と大いに重なるので、彼のやることが危ういもの奇異なものと理解されるのは当然だろうなあ、とも思う。