ザ・ハプスブルグ展

お天気が良かったので久しぶりに京国博へ。
なかなかの混雑でした。

目玉のエリザベートさんの肖像画はなるほど圧巻でした。
そもそも絵のサイズが!!こんな大きな肖像画見たことないかも。ご本人も2メートル以上ありそうです。
絵自体のレベルも高いし、これだけの肖像画を描かせるなんて、国王さま愛しすぎたんやなあ。こんなきれいなのに暗殺なんて。


全体の作品は少ないですが、文化には必ず潤沢なお金が必要であること、王室のノブレスオブリージュの一端を感じるには充分でした。工芸作品には、高いのはわかるけど、って感じでした。



今回得たもの。これまでスペイン絵画はなんとなく趣味じゃないと思っていたら!
ここにあったムリーリョ(下2点とも)が、構図といい描き方といい少女マンガぽくて、すごく興味深かった。萩尾先生か池田先生かってくらい。


頭を抱えて脅える悪魔を踏みつけて、右手の剣を振り下ろそうとしている聖ミカエルが、場面に反してそれはそれは美しい慈愛に満ちた微笑を浮かべているので、かえって怖さ倍増。言うなればどSです。肌も神々しく真っ白、天使だから性別があいまいできゃしゃで、あー、光一君ぽい、と内心楽しんでたら。
隣に、可愛い羊を抱いてクリクリの二重の目でこちらを見つめる聖ヨハネがいました。なで肩で、ちっちゃくて全体にむっちりしてて巻き毛です。まあ幼児なんですけども。これはもう剛君だなあ、2人揃ってたと思って、ハガキも買ってしまいました。



完全に自己満足ですが、夜はあんこう鍋にしてみました。そしてデザートは苺です。(ここもバランスをとったつもり。)(ほんとにこの組み合わせで剛君宅で食べればいいのに。)
おいしいおいしい言うて喜んでるオットよ、内緒だけど妻はこっそり遊んでます。