石舞台感想その3

続き。

この日は一曲歌うごとにMCが入って次の曲につなぐ、という流れでした。
「奈良の空は夕暮れ時にピンクや紫色になることがある。東京に出ていろいろあって何日も眠れないまま朝を迎えて、あるとき空を見上げたときにピンクになっているのを見て、空が奈良とつながっているんだとわかった。そのときの気持ちで作った曲です。」と言われて、もしや・・・と思ったら本当に「P/INK」でした。


「ラブソングを作ってくれと言われるけれども、今は作れなくなった。僕が歌いたい作りたいと思うのは、恋じゃなくて愛の歌です。」「ラブソングは他の何人ものアーティストさんが作ってくれているので。」と、最近ラジオでよくおっしゃっているお話から、「S/ay Anything」。
「I love You,I want you」のところでは会場に手を伸ばしてました。


それから「今こうして皆さんと会えているのも、皆さんのご先祖様がいてくれたから。今の日本は先人の犠牲の上に立っている。そういう縁を大事にしたい。」「政治家さんも大変なんです。はとやまさんをみんなでいじめるみたいになってますけど、ああいうのを子供が見たら、大人になったら人をいじめていいんだ、という誤解をしてしまう。」「政治家に僕らが任せ過ぎだったんです。日本が好きなら、政治家に任せていないで、自分がこの時代に愛を投げないとだめです。」(ここ私の解釈でまとめちゃってますが、ホントはもっとふわっとしてます。いつもどおりの剛君独特の感覚的なお話なので、着地がうまくいかないこともしばしば。)
というようなMCの後、「音楽を終わらせよう」へ。
歌詞は、「僕が頭に振ってきたものを歌う」ということで、全編ほぼアドリブです。残念ながらはっきり覚えてないんですが、残ってるのは「愛が愛を愛に愛で」「立ち上がれ時代よ」「君という光を」くらい・・・。
「光」の連呼の辺りなんかは食いついても良さそうなんですが、ちっともそんな感じじゃなくて、会場に手を伸ばして「君達のいのちの光」って歌いながら、会場に「手を伸ばして」って煽って、みなさんが頭上で手拍子をしてましたので、雰囲気的に「君=会場」が自然でした*1


最後のご挨拶では、6人が並んで、ちらちら目を見合わせて、結局照れながら手をつないでお辞儀をされたところがとても可愛かったです。


MCでのいろいろ。
朱雀の衣装*2だと言ったとき、こうへいさんの上着が金色の羽模様だったので、「合わせたかのように朱雀がかぶってますけど、僕らつきあってないです。」
「奈良人の僕でも心が折れるほどこんな遠くに、よくこれだけ集まってくれて。」「ここは昨日リハーサルしたときも星が良く見えるほど暗い。みんなが懐中電灯がいるかどうかと呟いているのがおもしろかった。」ブログもついったもチェックするんですねえ。
「みんな赤い靴履いてくれてね。」靴も見てくれてる!この日は本当に、ベレー・声紋ストール・赤アディダス三種の神器。数が集まると壮観でした*3
「僕はワンランク上のアイドルになりたい。アイドルには人気者という意味と、偶像、あがめるものという意味があるんです。僕は愛を歌って必ず日本を変えます。」
「奈良で今年何回やらせてもらえるかわからないんですが、またこういう機会を必ず作ります。」


最後のMCでは、「帰り足元に気をつけてくださいね。(会場が段々になった芝生だったため)僕のマネージャー昨日転んでますから。残念なことに僕の鞄をクッションにして自分は無傷だったという。」
ここから会場とのやりとりが。
会「鞄大丈夫だった?」つ「大丈夫でした。」
つ「気をつけて帰ってください。」会「送ってー!」つ「僕は代行はやってないです。酒も飲んでないので自力で帰ってください。送ったとしても何したらいいかわかんないので。」
つ「今日は寒いから、もっと話を聞きたいけど寒いからはよ帰りたいと、みなさん心の中で戦ってるでしょ。」会「あたためてー!」つ「あたためて?最後安い感じになりましたねえ」
マイクを両手持ちしてちんまり立ってる剛君が、とにかく可愛かったなあ。

*1:びがくツアーのときのピアノ弾き語りの「光」は、意味深でしたが。

*2:しかし朱雀のテーマカラーは偶然にも赤なんだよねえ・・・。

*3:ちなみに橿原神宮の駐車場には、「0244」のナンバーの車が2台あったと友人が言っていました