たつろうさん

シアターライブが8月25日から上映(チケット販売中)、そして35年のベストアルバムが9月26日に発売。
劇場でのライブ映像上映って当たり前になってきた。
去年のライブのチケットが入手できなくて行けなかったので、楽しみにしています。

以下はひとりごと。
もともと超久しぶりのアルバムだった「Ray of hope」、収録曲はほとんどタイアップつき。
CMや、かとり君がお花屋さんだったり、くさなぎ君がガラス職人だったり、あべさんが刑事さんだったりのドラマ主題歌です。
アルバムタイトルでもある「Ray・・・」の歌詞が、タイトルどおり優しいメロディと平易な言葉でまっすぐ人を励ます歌なので、震災後の心境にとても沿っているけれど、実際は2010年リリース*1
たつろうさんの紡ぐ祈りは、希望の光りに照らされた「陽の祈り」。
 
  この世でたったひとつの命を削りながら 歩き続けるあなたは 自由と言う名の風
  
  「だからどうぞ 泣かないで」こんな古ぼけた言葉でも魂で繰り返せば あなたのため祈りを刻める
   
  傷ついた心には愛と言う名の絆を

並ぶ言葉自体は、剛君と変わらなかったりする。
たつろうさんの歌と比べたら、剛君の祈りは痛みに共感して同じ次元で悲しむ「陰の祈り」。
聴いてどちらが心に響くかは、性格や傷の大きさや立場の違いで変わる。


ご承知のとおりきんきさんがカバーした「いのちの・・・」は、たつろうさんが女性詞を使うために作った歌で、「誰かカバーしてくださらないかしら」と歌詞カードにも書かれていました(ただし女性を想像していたようですが)。
きんき版「いのちの・・・」は、歌割がそれぞれの個性に合ってて絶妙でしたし、彼らが歌うことで歌にストーリーが付加されていました。
ストーリーを付加すると言えば、
実はもともと、「ずっと一緒さ」をきんきで聴いてみたい(脳内歌割りもハモリも妄想済み)、そして「愛してるって言えなくたって」を剛君で聴いてみたい*2、とありえないと思いながら妄想していたので、Kアルでのカバーを知ったとき、「同じアルバムで曲違い」のニアミスに苦笑したのでした。
もし機会があればこの2曲、歌詞検索したり聴いてみてください。
   

*1:震災に影響されて作られたのは「MY MORNING PRAYER」とのこと

*2:実際の彼は愛してる愛してるって言えてますが。