けり様即興曲@広島。

「彼」はたしかに光一君です。が、いわゆる秘密の暗号ウキウキな感じじゃなくて、真摯なメッセージだったんですよ。ただこれはライブの全部の文脈を通してそう理解できるので、丁寧に書きとめておこうと思います。あの歌は、オーラスのあの会場の、ラストの歌だったので、ちょっとやそっとのメッセージと捕らえたらもったいないという気がします・・・。私の主観とはいえ、どうぞ過たずこの雰囲気が伝わりますように。
長くなるので、たたみます。

まず、2曲目の間奏辺りで、「今日のお客さんはレベルが高いっていうか」「母性本能、お母さんのようなものを感じる」って言う剛君*1。思えばこれも影響したのかも。
「ソメイ」前のMCで、「傷の上」はリストカットの少女の番組を見て作ったこと、自分も自殺を考えたことがあること、そのときに支えてくれたのはファンの皆さんと音楽だった。「Coward」作成時にお母様が入院して、レコーディングしながら看病したこと、見送ったペットやおじいさんおばあさんのことなど、命についてを切々と話していらっしゃいました。皆さんも周りに愛を投げてくださいねって。ここでちょっと喉が絞まっていたので、いろいろ思い出してらっしゃったのかもしれません。
その後の「ソメイ」が、私の過去聞いた中では一番良かった。会場も相当泣いてました。
そして最後のセッション。各楽器メンバーのソロがあり、竹内君のラップがあり、最後が剛君の即興曲でした。



周りに嘘ばっかりだったから、一度きりの命をあきらめようとした
彼を傷つけた 君を傷つけた
僕が愛になって光を投げよう愛を投げよう
愛を愛を

彼を君を傷つけた 愛を求めて愛を傷つけた
僕の愛で愛を投げよう



こういう感じの曲でした。(ちゃんと覚えていた太字以外は意訳なので、著作権とか大丈夫だと思う!)

これはまさに剛君の自分の最悪な時期についての正直な吐露だし、「彼」を当時の光一君だと捉えるのが自然だと思います。いくらソロの曲中でも、当時のことで光一君を出さないわけにはいかないですね。
剛君が光一君とファンに支えられたことを本当に感謝してるんだな、だからこうして何度もライブ=愛を投げてくれてるんだな、と私には感じられました。実際、MCで「お前は必要がないと言われればライブをやらないです。」とおっしゃいましたし、それは光一君の「皆さんの声に背中を押されて」だとか、映画でのMJの「ファンのために」と通じるなあとも。
正直な(と信じる)彼が、光一君を「愛してる」ということは本当だし、ファンを「愛してる」ということも本当だと感じるのですね。愛してるって、単純に女性に対しての性愛だけじゃなくって広義の意味で。
でも愛である以上、独占欲とか嫉妬とかもあるし、サプライズだってキスだってするさ!
だってライブで同じことをファンにもしてくれてるからね、直接じゃないけど。
彼の「愛」を直接受け取れる人はほんの少数だしプライベートな部分だから、外に見える形として光一君が受け取っている場面を見て私たちは楽しませてもらっているってことなのかな。愛のやりとりって誰が見ても幸せなことだから。
そういう意味で、きんきさんにはこれからも愛し合ってもらってほっこりさせて欲しいし、ファンに対してもいろんな形でたくさん愛を投げ続けて欲しいなあと思います。(だからやっとるやんけ、って言われそうだ。)

*1:どういう意味か正しくはわかりませんが、私を含め、周囲もちょっと年齢層が高かったかもしれない(笑)でも普通に若い子もいたよ?