光一さん舞台感想 2月22日夜。

ご覧になってない方のために隠します。それから長いです。
この日帝劇は暑過ぎました。これから行かれる方は念のため上が脱げる服装でどうぞ。

全体の感想としては、「去年より改良されてる!」という驚き。去年と同じカンパニーだったので、比較がしやすかった。去年気になっていたところがガラリと変えられていたので、去年より満足度が増しました。やっぱり皆さん気になってたんだなあと。


 コウイチが蘇ってからのショーで、今年はヤラくんが一緒に太鼓を叩く。それもメインとサブではなくて対等に。これがお芝居の流れにすごく自然でした。
 去年までだとコウイチ最後のショーは、彼が思い残すことのないようみんなが見守って後ろから支えてやらせてあげている、という感じでした。それがこのシーンでコウイチがヤラくんに後を引き継がせたという印象になりました。コウイチの意識が戻らない間一人で必死にショーを続けていたヤラくんが、精神的にも技術的にも成長していないはずがない。自分が死に至らしめてしまった挙句「もう一度一緒にやらせてくれ。」とお願いするのはヤラくんなので、彼にとってコウイチに自分の成長を見てもらう贖罪の場でもあったのだなと、思わずヤラくんを応援したくなる場面でした。


 新曲部分は、ヤラくんの出とちりが上手手前ではっきりわかるようになりました。ヤラくんの衣装もコウイチと同じだし、リカちゃんもコウイチもヤラくんをちらちら見るし、本来ヤラくんだったということを意識させてる様子。
 ただし、新曲のダンスにはコウイチというか光一君がはまり過ぎているので、相変わらずヤラくんのカバーという意味は名目上だけ(そういうところは究極的には歌舞伎に見られる形式でお芝居らしい。)。光一君らしい素敵な群舞が一曲増えたという印象です。

 
 それから改良といえば細かいですが、コウイチが戻ってくるとき乗ってくる掃除のカート、去年まで足がひっかかって出づらそうでしたが、今年はなんとドアが。


 改良と言うにはためらわれる部分。ウエクサさんのタップをリカちゃんとの親子共演にしたのはコミカルで楽しかったですが、リカちゃんやコウイチまでウエクサさんを殴っちゃうのはどうかなあ。それまでのキャラと合わない気がしたし、どつく=コミカルとは違うと思ったんですけど。


 植草さんのアドリブは今年も絶好調のようす。
 屋上のシーンで、何の舞台を見に行く?って話で、ウエストサイド物語が出た後、コウイチと2人になってウエクサさんが「ウエストサイズ、バストサイズ」って遊び始めます。そこからコウイチが「(劇場の大きさは)俺は、大きくても小さくても、バストじゃないですよ。」って言います。なかなかストーリーに戻りにくいんですねえ。
 ウエクサさんはあやまってばかりですけど、「ごめんねごめんねー(U字工事さん)」を多用されてました。
 広場にウエクサさんが遅れて現れるシーンでも、「今そこで銀狼とかいう奴に会っちゃった!俺に不可能はねえ!とか言うんだよ!」とか、タップにも「コウイチの顔をした赤ちゃんにYou出ちゃいなよって言われて。」行き届いたファンサービスご苦労様です。ありがとうございます。
 この日はみんなMJのアドリブをおっしゃっていて、スタートはウエクサさんが、インペリアル…のマネージャーに名刺をもらうときに、「This is it ?」って聞き返したのに答えて、マネージャー役ダンサーさんがMJのポーズを。コウイチが戻ってきたときにはコウイチもMJポーズをしたし、マチダさんが「良かったあああああああ」と泣き叫ぶところでは、「あああ・・・・アウッ!←」とMJの真似をして、今日一番の爆笑をとってました。