薬師寺スピンオフ。

お守りの色について、ももさん(id:momo1216)から素敵なご指摘をいただきました。本当にありがとうございます!
2日も現地で聞きながらなんとも結びつかなかった自分が、うっかりすぎて残念です。
そうだ、奈良なんですよ。
差しさわりがあるお話なので隠します。「赤色」の深読みについて書いてます。
お守りのくだりを詳しく説明しますと、
一日目は菅主さま、二日目は執事長さまが冒頭にご挨拶されます。
そのとき、剛君に薬師寺のお守りをあげた話をされました。
(去年は剛君が紫と黄色を選ばれたので、同じ色を皆さんがこぞって買われたため、二日目には売り切れてました。今年はこれを踏まえて、きっと相当な数を用意されていたんでしょうね。)
ご住職は、
「お守りの効力は一年ですから、新しいのを選んでください、と申し上げましたら、今年は・・・」
と後ろに控えた若いお坊さんを振り向きます。そして手渡されたお守り実物を前に掲げつつ、
を選ばれました。お堂の中で売っておりますので、お帰りにぜひ。」
と宣伝されたのです。
金襴地でできた、ストラップにちょうどいい小さい可愛らしいお守りで、いかにも女性好み。


私は買うつもりがなかったので、「青と赤だったら買っちゃうかも」「青がなかったからの緑とちゃう?」とか友達とのんきに話していたのですが。


ももさんのご指摘。
「信号の緑や草木の緑を青と言うような、日本人的色彩感覚では?」と。


指摘されて初めて気づくとは。自分の想像力、洞察力のなさに呆れました。
ここは奈良で薬師寺なんですよ。おまけに執事長は「奈良の枕詞はよし、だから両方買ってください」とまでおっしゃってた(って、自分も昨日書いてるよ)。


そしてちょっと調べました。

つまり、あおによしの奈良ではももさんのおっしゃるように ミドリアオ で正しいんです。

  • ただ、あおによし自体に諸説あって、青瓦と丹塗りの柱とすれば青赤でいいのですが、青丹(あおに)とすれば、緑青の緑だそうです。
  • お守りの色が全部で何色か、薬師寺に行かないと確認できませんが、おそらく仏教で言う五色だろうと。五色とは、諸説ありますが 青・黄・赤・白・黒 らしいです。
  • そして 青は紫、黒が緑、に置き換えられることもあるそうです。

つまり薬師寺お守りは、紫・黄・赤・白・緑 が売られていると想像できるわけで。
まあ、剛君が単純に白を選ばなかっただけ、と言えるんですけどね。
ただし、赤と白を選んだとしても、かの人のイメージは純白、とかおっしゃっていた記憶があるので、それはそれで・・・。

仏教において、に置き換えられるということも、心がざわざわしますよ。
あの薬師寺DVD・・・そして看板・・・。やっぱり、ろっそえあずーろ??